「…それでさぁ!今日半ドンだし放課後4組のやつらとカラオケいかねぇ?」
「わぁ〜、ほんとっ?!中橋くんとカラオケ、いきたぁい!4組って誰が来るのっ?」
「マジ?良かったー!えーと、メンバーはオレとダイキとレンとケイタとー…おっ、今連絡来た!ヨウヘイとヒカルも来るって!」
「ヒカル…って長谷光くん?!」
「そうだけど…なんで?」
「ううん、長谷くんとは一度お話してみたかったの!ありがと中橋くんっ、大好き!」
「…!おっ、おうまかせとけ///じゃぁ放課後駅前のカラオケで!」
ちょろーっい。
でも中橋くんには感謝してるよ。
所詮二番手の中橋くんがこんなに学年のリーダー格の男子たちと遊べる場をセッティングしてくれるなんて思わなかった。
「さすが“表”るか。すごーい、長谷光って超金持ちイケメンって噂じゃん。オマケに文武両道?」
「ね、びっくりなんだけど。意外に中橋って利用価値あるね。見直した」
「それ中橋聞いたら泣き崩れるだろうね」
「ま、どうでもいいけどさぁ。あんなの」
「……ほんとアンタってギャップ激しいよね…」
