氷の唇、熱い狩人





「えー……な、何をしているように見えますかね?」


「もういい分かった。君は余程地獄を見たいらしいな」


「すみませんすみませんちゃんと言います。

土下座でもなんでもするんでもう一回チャンスください」



相原 玲という人物を知らない人がわたしの台詞を聞いたら「何を大袈裟な…(笑)」とか思うだろう。


だがしかし、彼を怒らせたことのある人なら、もしくはその現場にいたことのある人ならこの対応には何も言うまい。いや、言えまい。


ちなみにわたしは怒らせたこともその現場に居合わせたこともある。


怒らせた回数はいざ知れず。


この学校で1番多いと言っても過言ではないらしい。(我が友だち談)


それなら怒らせないように注意すればいいんだろうけど、何せ彼の怒る原因が分からない。


分からないものは直しようもない。


教えてくれればいいものを教えてくれない。


このような理不尽な無限ループでわたしはいつも怒られているのだ。