氷の唇、熱い狩人





「まぁだいたいの予想はつく。これを書いたのは倉木(くらき)だろう?」


「えっ!?」



ギクッ、という効果音がふさわしいぐらいに動揺するわたし。


これじゃ相原 玲の言う通りですよって言ってるようなものだ。


慌てて違うと言おうとするけど、わたしを見て「やっぱりな……」なんて言っていて。



うぅ……ごめんよ姐さん。恨むならわたしの正直さと相原 玲の洞察力を恨んでくれ。



「まったく……あいつも変に気を利かせるものだ」



一人言のようにそう呟き、相原 玲は手紙を胸ポケットにしまった。


え、結局それって何が書いてあったの?


めちゃめちゃ気になるんだけど。



「まぁいい。せっかくの機会だ。ありがたく使わせてもらおう。

……そろそろ俺の我慢も理性も限界だ」



あ、そっか。書いたの姐さんだし、何書いたのかは本人に聞けばいいのか。


相原 玲に聞くには心臓がいくつあっても足りなさそうだし。まず教えてくれなさそう。