ーーー丘のふもとの小さな病院。
光の家は幼い頃からそこだったーーー
「ーーーざけんなよおおお!!!!」
ーーーバシッ!
酒に溺れ暴力でしかストレスを発散できない父と、
「ーーーあんたなんか私の子供じゃないから」
娘に無関心で、男と遊びまくっている母の間に柿本光は生まれた。
光は幼い頃から暴力を振られ、栄養失調で死にかけた時もあった。
タバコの焼け跡が身体中にたくさん残り、髪の毛がチリチリに燃やされた状態で、光は保護された。
まだ5歳だった。
しかし、光の目に『光』はなく、限りなく濁っていたーーー

