私は目を瞑った。 そして心の中で呟いたーーー ーーーさよなら、自分… 台から足を降ろす…まさにその時だった。 「ガチャ」 「え?」 ふと頭上から窓が開いた音がした。 咄嗟に上を見上げると…… 「あああああああああ!!!!」 見覚えのある顔が落ちてくる。 白スーツに真っ赤なシャツにお祭り騒ぎの金髪にありえないほどのアホ顏。 間違いない。 やつ(パピヨン)だ。 「あああああああああ!!」 まさかの上からの登場。