ーーーというわけで、私がやってきたのはとあるアパートの裏側。
モットーに従うなら場所もこっそりとしていなければならない。
私はアパート裏のテキトーな木に縄を縛り付けると、枝が折れないか、縄がほどけないかを確認した。
「よし、大丈夫」
早速自殺開始。
土台になるような箱を足元に置いてそれに乗ると、私は縄の先端の輪を首にはめた。
「スゥーハァ…」
一度深呼吸をしてから、念のためあたりをキョロキョロと見回す。
左おーけい、
右おーけい、
前後おーけい。
今回はカウントダウンもなし。
すぐに死にます。
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