「マジでキモいんだけど!」
「早く死ねよ」
「うけるー」
「あはははっ!」

とある10分休み、普段から耳にする私と詩保に対する悪口だった…

キーコーンカーコーン♪

授業のチャイムがなり席につく…

ふと、私は詩保の方を見た

「…っ!し…ほ…」

詩保が声を殺して泣いていた…
私は、詩保を教室から出し保健室に連れていこうと考えたが、やらなかった。

詩保なら大丈夫だと思っていたんだ…。











そんなことない、状況だとわかっていながら











私は、詩保を見捨てたようなものだ……