帰りの電車…私たちは二人で一番後ろの席で小さく話をした。

「あのね、私、永久の変なあだ名を聞いたの、最低だと思った…」
急に詩保が私に伝えてきた。

私は知っていながらも詩保に聞いてみたんだ
「なんて?」

「め…メスブタ…」
詩保は躊躇いながら私に伝えた…

「っ…!」
悔しくて涙が止まらなく溢れだした…
わかってはいたのに、止まらなかった…
流れて流れて…

それからと詩保は私に何も言わなかった…