私の好きな人


「…えっ?あぁ、遥さんか…
遥さんは確かに魅力的な人だけど…

俺の好きになった人は
遥さんとはまた違う魅力をもった人だよ」

「お母さんとは違う魅力?」


一体、どんな魅力なんだろ…
しかも私が知ってる人でしょう?


「最初は不思議な人だと思ってたんだよ
でも、いつも真っ直ぐで曲がったことは嫌いな人で、そんなとこに俺は惹かれたんだと思う

笑顔も魅力的だったよ
いつもそれを見るたびドキッてするくらい

喧嘩好きで、よく俺を鍛えてくれた
いや、自分が楽しんでたの方かな?」


あっ、それって…


「まぁ、でも…
その人は昔好きだった人で…

今は違う人が好きだからさ」

「違う人…?」


夕也くんは意味深な笑みを浮かべたあと
私から離れて、お兄ちゃんの隣に座り
何かを話していた


えっ…ちょっと待って…
まさか、夕也くんが今好きな人って…


私がそんなことを考えて夕也くんを見ていたら、夕也くんは人差し指を自分の口元にもってきて、シーと私に言っているような感じだった