私の好きな人


俺らは警戒しながらも案内された部屋の中に入った

一ノ瀬組若頭と遥と組員はその場に座ったので俺らも腰を落とし、一ノ瀬組若頭を見た


「一ノ瀬組会長…
つまり俺の親父は死にましたよ?」

「なっ…!」


俺らは一ノ瀬組若頭の言った言葉に耳を疑った


あの一ノ瀬組会長が死んだ…?
どういうことだ…?

そんな情報聞いてないぞ…!?


この男の言葉が信じられなかったが…
嘘を言っている風には見えなかった…


「まあ、正確には…
殺されたんですがね?」

「……誰にだ…?」


確かに一ノ瀬組に恨みを持ったヤツはごまんといる

だが、あの会長が…
隙をつかれてなくなったとは考えられない


「……フフッ。
俺ですよ」

「……!?」


一ノ瀬組若頭はさも当たり前みたいに笑って言ってきた


コイツが…?
自分の親父を殺したのか…!?