私の好きな人


「辰也くん…早くぅ…」

「あっ、すみません」


俺は遥さんをベッドの上でギュッと抱きしめると、遥さんは俺の首に顔を埋めて
首を振っていた


「ん?どうしました?」

「辰也くんって…いい匂いで安心する…
僕、ずっと…このまま辰也くんといたいな…」


あぁ…
俺に色仕掛けを使われても…

他の人に使って欲しいです

あなたを欲しがる人がたくさんいますから


「遥さん…」

「ん…」


俺はこのままだと遥さんのペースに呑まれるような気がして、早く進めて終わらせようと遥さんにキスしつつ、服の上から身体を優しく触った


「た…辰也…ンン…くん…
もっとゆっくり触って?」


俺は急ぎたいんですが…
仕方ないですね…


俺は遥さんの機嫌を損ねないように
出来る限り遥さんの希望に従った


俺が遥さんの服に手をかけたとき…


「た、辰也っ!!
如月組がきた……って何してんだよ!!」

「はぁ…
照。何回も言わせないでね?

俺の部屋に入るときは、まず俺の許可を取ってから入ってって言ったよね?」


照は本当に…
こんなとこがなければ、俺に従順なんだけどな…