私の好きな人


慶都は、なかなか自分の傍に行こうとしない私を見て、私に近づいて…


「雫。
明日、俺らは結婚して夫婦になるんだ

俺は、ずっとこの日を待っていたんだ
ずっと、ずっとね…

やっと俺の願いが叶うんだって…」


私を強く抱きしめて言ってきた


「慶都…」

「雫。ありがとね…
俺と結婚してくれて…」

「…それを言うのは私の方だよ……

ずっと想い続けてきた慶都と結婚出来るなんて…

本当に嬉しい…っ…」


私は慶都に抱きしめられながら泣いた