「昴、ごめんね…
僕、昴を壊しちゃったね…
僕は絶対に昴のものにはならないよ
だから、諦めて」
「遥…」
遥は俺に頭を下げて言った
「俺は遥のことが好きだ
親父の言うとおり、俺は今すぐにでも遥を俺のものにしたい
俺じゃダメなのか…?
俺は遥の望んでいることを何でもするぞ?」
遥が俺のものになってくれるなら…
俺は何でもする
遥を大事にしてやる
「ごめん
僕は司がいいの
司しか見れないの
僕は司がいればそれでいいの
昴、大丈夫だよ
昴は、悪い女には捕まらないよ
昴は女の悪いところを全部知っている
僕が教えたからね
それでも女が嫌なら
男にすればいい
僕は男なら反対はしないよ?」
「いや、ダメだろ
男にはしるのは、最終手段にしとけ」
遥の言葉にツッコミをいれた親父は
俺を真っ直ぐ見てきた
まるで、遥を諦めて
違う人を見つけろと言うかのように…

