入部してすぐに

バド部1年生の集まりがあった。

バド部には中学校から友達のミツコもいる。


「みっつん!やっと会えたよ〜」


『ヒナ!友達はできた?笑』


「前の席のアヤネって子と仲良くなれた!」


ミツコは1組。ヒナコのクラスとは遠い。


『それより、バド部イケメンいるかな〜?笑』


「またすぐそーゆーこという〜笑」


ミツコはイケメンを探しているがヒナコもまんざらではなく周りを見てみた。


『はーい、みんな集合。』


顧問の先生だ。

『1年生は、、、15人か!けっこうあつまってくれたな。じゃあとりあえず1年生のリーダー、決めようか。誰か立候補いないか?』


沈黙が流れる。


『んーっと、じゃあ推薦でも!』


『はーい。じゃあ松山くんがいいと思いまーす!』


『え!?俺!?』


(松山くん…どんな人だろう…)


ヒナコが顔をあげて見てみると

色が白くて背が高くて少しつり目の筋肉がほどよくついた男前だった。


(かっこいい…)


『ねぇ、松山くんなかなかかっこよくない??』


ミツコはそう言った。


「う、うん、そーだね…笑」


ミツコの質問に戸惑いながらもそう答えた。


『じゃあ松山、やってくれるか?』


『はい…笑』


松山くんは少し困りながらそう答えた。


『えっと、一応1年生リーダーとなりました。1年1組松山大樹(まつやまたいき)です。バドミントンは小学生の頃からやってます。宜しくお願いします。』


『''まっつーってよんでください''だろ!笑』


『うっせーよ笑』


まっつー…

一目惚れのようだ。

ヒナコはタイキに惚れてしまった。

部活も楽しくなりそうだった。