「… ャノン
シャノン …ユキナ!」


――…誰?

太陽の光が明るい…


あッ…

私 あのまんま寝ちゃったの?!


「こぉら! 服、シワシワだぞ?!」


跳び起きて、声のほうを見た ――



シンプルな紺のワンピースに
白いエプロンドレス
チャイナドレスじゃないけど


「ユイファさんッ?!」


「おはよ〜!ユキナ」


「ど… どうしてッ?!」


「迷惑…だった?」


「ちッ 違うよッ!!全然違う!
…嬉しくて、それで…」


「シャノン付きのメイド ――
やっぱりほら
『庭師』さんと二人はっていうんで
昨日、仲良かった皆に、募集かかったの


皆すっごく会いたがってて
競争率激しかったんだけど…
ちょっとわがまま言って
私が引き受けることになりました!

よろしくお願いいたしますね?
シャノンさま」



「…〜〜さまとかやめてぇ…
うれしいよおぉ…」


「やっぱりじゃれあってる」


「リリス様」
「リッ…リリリス様!」


「シャノン
これからエステに行きます
それから ――

運動不足になるといけないので
軽くスポーツクラブに行って…

その後は昼食
部屋でゆっくり過ごしてから
ネイルに行きましょ」


「え… それ全部ですか?!」


「当たり前よ
ユイファ、準備出来たら下へね」


「はい リリス様」


「―――… うそォ…」


「ネイル楽しみだな〜♪」


「あ゙〜っ?!それで?!」


「そ お付きのメイドは
一緒に温泉にも入れるし〜
エステもやってもらえるのよ〜」


「も〜〜ッ!!」


私はふくれながら笑って
ユイファさんも笑ってる


「いこっ!シャノン!」


「うんッ!!」