「もぉっ…! リョウスケ
服がビショビショになっちゃったぁ!」
「すぐ乾くだろ!きにするな〜!」
「も〜!!」
「あはは!あっちぃ〜!」
そうつぶやいたリョウスケは
頭から思いきり、ホースの水を浴びた
笑いながら戻って来た庭先には
水がキラキラと輝いてるプール
白いテーブルと椅子
紅茶とスコーン
テラスの日影には
雑誌を見ている、アサノさま
「…ホンット子供だよね!
リョウスケって!!」
「なに〜?!シャノンさまだって
俺に思いッッッきり
水ぶっかけたじゃないですか!」
「だってそれは…!」
アサノさまがそれを見て
くすくすと笑った
こ、これじゃ私もコドモみたいだし…
なんか、調子くるうよね
リョウスケって…
「ユキナ、リョウスケ
風邪を引くといけない
着替えておいで」
「俺は平気ですよ!
ちょっとお茶のおかわり
用意して来ますね〜!」