「キレイだな…ここの海」
「…うん」
オレンジ色した夕暮れ ――
リョウスケと私は、車の中…
「あの子達も近場に
こんないいところ、あるのになぁ…」
"毎日見てるし、行けるし、飽きる"…
ずっとここに住んでるから
どれだけキレイでも
それは、当たり前の風景…
「…おまえ
俺が来なかったら、絶対遊び行ってたろ」
「…なんで?」
「なんでじゃねえ
これからはちゃんと断れよ?」
「…じゃあ、行くなって言って」
「――… 行くな」
「…はぃ」
「…なにそれ ―――
…ホントお前
素直なのか意地っ張りなのか
わっかんねえよな…」
「リョウスケ以外には、すなおだもん…」
「よし。
ちょっと降りろ、海に沈めるか」
「えええッ?!い〜〜や〜〜ッ!!」
きっと…
ここのキラキラより…


