「いない…」
駆けつけたそこには
昨日みたいな人の群れがなくて
どこかに向かって歩く人と
ケータイを開きながら座り込んでる
たくさんの女の子たち…
「ぁ… あの…ッ!!」
一斉に振り向いた
金髪の子と茶髪の子…
「え…と
ここに…多分いつもいる、男子…
えと… ボクシングしてる人が」
金髪の子が
口を開いた
「あ〜… 殴り屋やってっこっしょ?
今日は来てないみたいだけど」
「…そ ですか…」
「知り合い?」
「――…」
「それ… 手首切ったの?」
「…えッ!」
―――… 点滴のとこのガーゼ
「どっか、遊び行く?うちらと」


