ぐるぐる回る洗濯物
それをしばらくながめて
リョウスケを見たら
なんか、週間漫画を読んでる
「…おもしろい?」
「うん」
…黙っちゃった
つまらなくなって
私もリョウスケの横にある
違うマンガ雑誌を手にとって開いた
…途中からだから
よくわかんないし…
「"あっ!!危ないっ!!
先輩避けてっっっ!"
"案ずる事はない…
私にはまだこの力が残っている"
"だめぇっ!!先輩避けてぇっ!"」
急に横から
リョウスケがのぞきこんで
セリフを読み始めたから
私は思いきり、笑ってしまった
「あッ!や〜め〜て〜!!
そっちはまだ読んでないの〜!!」
慌てて閉じると
体をはがいじめにされる
「…ん
リョウスケ… ダメ…」
…しばらく長い
キスが続いて…
少し遠くから
話をしながらこっちに歩いてくる
足音が聞こえた
「ダメ…!リョウスケ…」
体を離してすぐに
大学生っぽい集団が入って来た
「ちわ〜ッス!」
「こんちは〜」
…リョウスケはもう
何食わぬ顔で、その人たちに挨拶してる
私、絶対に顔とか真っ赤だよ…
も〜… リョウスケのバカぁ…


