「行きますよ シャノンさま」
「はい」
とても高いヒールを履いている
私の手を取ってくれているのは
『庭師』のリーダーさん
パラソルをかざしてくれているのは
なんとリリスさまだ
そしてその後ろに続くのは
『屋敷』に棲む『ドール』たち ―――
マスター方の
たくさんの拍手を受けながら
花道と呼ばれる赤じゅうたんの道を
まっすぐに歩いて行く
気をつけるのは
"笑わない"こと
『ひとりの物になったドールは
他のマスターには媚びない』
そういう意味だ
…私は背すじを伸ばして
精一杯、あごを上げた ――――


