女性が先頭に歩き、その左隣にはザックが歩く。彼女は、この二人の後ろをついて歩いた。

 一拍歩けば直ぐに小さな村にでた。長いはしごをかけられた地層の上に、大きなどんぐりをくりぬいて作った家々が幾つかみられた。
 
 「そういや、名前はなんて言うんだい? 私のことはタバサを呼んでおくれよ」