「いい加減にしろ!!」 予感が正しかったと確信した。 俺の怒鳴り声で女子生徒達は一瞬にして固まる。 「と、俊樹君??」 「お前ら、高梨に何かしてないだろうな!」 「え、え…。」 俺の顔がよっぽど怖かったのだろう。 女子生徒達は固まったまま何も話そうとしない。 「いいか、高梨に酷い事してみろ!俺が絶対に許さないからな!!」 そう言い終わる前に俺は走り出していた。 高梨…。