俺が一生愛してやる!!




頭の感触がまだ残ってる。


手の温もり…。


頭を触られるって…、いつ以来だろう。


お父さんにもお母さんにも頭を撫でられた記憶ってないな。


私、良い子じゃなかったからかな?


良い子じゃないから。


その罰が今、私に降り注がれているのだろうな。


「隣…、座ってもいいか?」


昨日と同じ声。


ゆっくりと視線を向ける。


斉藤君…。