優しく優しく撫でてくれる 優弥の手はあたたかくて… 「また、眠れないの?」 そう言われて 「優弥がいないから…」 と言って困った顔をした私。 すると優弥は 「そりゃ、従兄とは家違うだろ…」 と笑いながら言った。 …わかってる。 そりゃ、従兄と一緒に住んでたらおかしいもん。 家族に不満があるわけじゃない。 ただ、なぜか心が安らがないんだ。 昔から、私は優弥がいないと無理なんだ。 なぜかは、わからないけど…