「大丈夫だから、ね?」 そう言った彼の綺麗な 唇が小さく動いた。 ―ギシッ 2人だけのベッドが 音をたて、更に距離が縮む。 と同時に、一気に近くなるお互いの顔。 「優弥…。」 ギュッと思わず その肩に腕をまわし、 不安そうに名前を呼ぶ私。 そんな私に優弥は 「大丈夫だから、 沙菜のことは俺が、全部わかってるから。」 そう優しく言うの。