心の傷と爪痕を辿って


「あんたは…何処まで幼稚なの…」



呆れ返るあたしを余所に麗奈は探す気満々。

「じゃあ他にいい方法あるわけ?」

「うっ…」

あたしが言葉に詰まると、

じゃあ決まりね!
と言って休憩終わりと授業の始まりを告げるチャイムが鳴る。