心の傷と爪痕を辿って


「そう、だよねぇ〜…」

今度はシャーペンをくるくる指で回し始めた。

突然、あ!と麗奈が叫ぶ。

「でも、あの遊園地に行ったって事は
この辺りに住んでたって事じゃないかな?」

「あぁ…」

そっか。
じゃあもし生きてたらこの辺りに住んでるかな?
って考えてたら麗奈からのまさかの提案。