あたしは麗奈を抱きしめた。 「もういい。 もう、いいよ。」 もうこれ以上泣いてる麗奈は見たくないから… 「でもさぁ…」 あたしに抱きしめられながら麗奈は話す。 「あんな親でも大好きだった…」 さっきより声のトーンが優しくなった気がするけど、 やっぱり何処か悲しそうで…