心の傷と爪痕を辿って


麗奈の瞳の奥にある
謎めいたものが気になって仕方がなかった。


「でも…決めるのは菜実だね…
でしゃばった事言ってごめん…」


そう言うと麗奈は立ち上がった。





「麗奈…」