心の傷と爪痕を辿って


パッと麗奈に掴まれた腕を弾き飛ばした。

「きゃっ。」



その反動で麗奈はバランスを崩して倒れそうになったけど何とか持ち直して、

「どうしたの。急に…」

身体が…

「怖い…」

足が、震える。

「え?」














「怖いの!!」