オバさん娘・三浦幸子の恋

 宗盛課長が私を連れて製品開発部の部屋に入って来たのはミーティングの最中である。
 大鶴部長が論争を止め、宗盛課長に話しかける。

「クレーム対応は、どうなりました?」

 大鶴部長の前に私は急いで作成したばかりの報告書を出した。
 書類に目を通し始める大鶴部長。

「先方から結構、大目玉を喰らいましたよぉ〜」と宗盛課長は苦笑い。
「大目玉を食らった!」
「施工担当責任者が厳格な人でぇ、顔を真っ赤にして怒っていましたからねぇ〜」

 苦笑いしながら説明する宗盛課長の態度から、これはかなり厄介な事だと誰もが感じた。

「社長もお詫びに行くとか?」