屋上で寝転がっているといつの間にか
魁斗が目の前にいた








「いないと思ったら
やっぱここにいたんだな」





「なんだ…魁斗か…」






魁斗とはなぜ、友達になったのか覚えていない
ただ第一印象はチャラいとかしか思ってなかったい
まぁ俺も昔はそうだったのかもしれない


でも魁斗には何でも話せる
だから俺の過去も知っている。








「なんだってひどいよ。
俺泣くよ(笑)」




「あぁ、泣け泣け」




さっきまでふざけていたのに急に真剣な顔になって



「あぁ、さっき紫音ちゃんたちにあったんだけど…
真希ちゃんって本当に涼の事好きだよな」





何を言うかと思ったけど
あいつの話かよ
俺は溜息しか出ない。





「いい加減、うざい」




「あいかわず、涼ってば酷いな
けどさぁ、前の女とは違うとは
俺は思うけどな」