呉羽一族

「No.28緑川まえ」

「まえ、ほら出番よ!雨竜君に見られるよ!」

「な、夏樹ちゃん!やめてよ恥ずかしい!」

まえはしーっと人差し指を口のまえに当てて恥ずかしそうにしていた。

「No.28はやくしなさい。」

「はい!すいません」




前髪を整えながらまえは教壇へ登った。

一応ちらっとおじいちゃんをみたらシールド魔法を唱えていた。
それを見た私はクスッと笑ってしまった。




まえはというと、教壇の先生にこそっと耳打ちをしていた。
「あの、水晶壊しちゃうかもなんですけどいいですか?」

…まえ、気合い入ってるわね。地獄耳だからばっちりなにを話しているか聞こえた。


先生からはオッケーサインを貰いまえは神経に魔力を集中させていた。