「No.13はやく前へ」

教頭に呼ばれ雨竜は教壇へ立った。

「1番の得意魔法をこの水晶に唱えなさい。」

小声で雨竜に話しているのが聞こえた。
‥だって私地獄耳だもん。



それにしても周りの女子がやけにうるさいな。
なに?やっぱり4位の一族だからなの?


じゃあー、1位の私が立ったらみんな静まり返っちゃうんじゃない?

なんて一人でクスクス笑いながら考えていた。


雨竜はというとひとつ深呼吸をして魔法を唱え始めていた。