僕の事、見えてる?

その日俺はいつものように授業を済ませ、放課後。

(よっしゃ、帰れる……‼)

――ギィィィィィィイィンッッ

と、耳鳴りが聞こえた。

(‼?な、に……?)

煩いと思っていると急に聞こえなくなった。

(……なんだったん――……)

ザーッッ、
ザーッ、ザザーッッ

ザーッぼザザーッッくのザザーッッこザーッえザーッッ
きザザーッッこザーッえるザザーッッ?

「‼?」

ザザーッッ、という音とともに少年の声のようなものが聞こえた。

「ぁ、あっっ……‼」

俺はなんと言われたのか理解し、怖くなって逃げた。

「 ぼ くの こ え
き こ える ?」

少年は確かに、
「僕の声、聞こえる?」
と、囁いて来たのであった。