「…ちっ」


そう聞こえる様に舌打ちしたのは私で一気に萎える。はだけた服をなおして直樹先輩の上から降りた。


「直樹先輩また今度ね」

「…はあ」


直樹先輩もため息吐きながら体育館裏から出て行った。


「なに、ストーカー?」


苛々しながら睨みつければ哀れんだような目で見られた。