宮間探偵事務所事件ファイル 6




話し終わると、慎也さんは深くため息を吐いた。


「……俺のせいですね、すみません……。俺の事故がきっかけで学校やめて今そんな事になってるだなんて……」


「そんなっ!慎也さんは何も悪くないじゃないですか!」


思わず声を上げてしまう。


「いいんだ。俺に対する虐めが無くなれば、どうせ別の人がターゲットになるから、甘受してた部分もあるしね。宮間もそれを分かってくれてたから……でもそれを後悔してるんだろうな」


それを聞くと、お母さんは困ったように微笑んだ。


「ま、それはそうとして、先に宮間を見つけ出さないと。何で宮間はその男について行ったんだ?ていうか、その元同級生が頼まれた『渡辺』って……」


「……あっ」


慎也さんが首を傾げると、お母さんが何かを思い出したように声を上げた。


「お母さん、何かあったんですか?」


訊くと、言いにくそうに口を開いた。