話し終わると、慎也さんは深くため息を吐いた。
「……俺のせいですね、すみません……。俺の事故がきっかけで学校やめて今そんな事になってるだなんて……」
「そんなっ!慎也さんは何も悪くないじゃないですか!」
思わず声を上げてしまう。
「いいんだ。俺に対する虐めが無くなれば、どうせ別の人がターゲットになるから、甘受してた部分もあるしね。宮間もそれを分かってくれてたから……でもそれを後悔してるんだろうな」
それを聞くと、お母さんは困ったように微笑んだ。
「ま、それはそうとして、先に宮間を見つけ出さないと。何で宮間はその男について行ったんだ?ていうか、その元同級生が頼まれた『渡辺』って……」
「……あっ」
慎也さんが首を傾げると、お母さんが何かを思い出したように声を上げた。
「お母さん、何かあったんですか?」
訊くと、言いにくそうに口を開いた。

