シャワーを浴びて借りた服を着て、着ていた服を貰った紙袋に入れる。
スニーカーを履くのは嫌だなと悩んでいると、足下にスリッパがあるのに気付いた。ありがたく拝借し、この部屋を出る。
ルークはキッチンの方で何か作業をしているようなので、ソファーに座り、一応お母さんにメールを送っておく。
送ったところでルークが手にオムライスが載った皿を持って戻ってきた。
「どうせ何も食べていないのだろう」
おっしゃる通り。いただきます。
オムライスを胃袋に収め、食器を片付けてお茶を淹れる。
一息ついたところで、先ほどルークに拘束されたことを疑問に思い、訊ねる。
「ね、なんであんなに警戒されたのあたし」
「ああ。事務所を立ち上げたばかりの時、夜、盗みに入られたことがある。さっきのもそうかと思ったんだ。悪かったな」

