宮間探偵事務所事件ファイル 6




シャワーを浴びて借りた服を着て、着ていた服を貰った紙袋に入れる。


スニーカーを履くのは嫌だなと悩んでいると、足下にスリッパがあるのに気付いた。ありがたく拝借し、この部屋を出る。


ルークはキッチンの方で何か作業をしているようなので、ソファーに座り、一応お母さんにメールを送っておく。


送ったところでルークが手にオムライスが載った皿を持って戻ってきた。


「どうせ何も食べていないのだろう」


おっしゃる通り。いただきます。


オムライスを胃袋に収め、食器を片付けてお茶を淹れる。


一息ついたところで、先ほどルークに拘束されたことを疑問に思い、訊ねる。


「ね、なんであんなに警戒されたのあたし」


「ああ。事務所を立ち上げたばかりの時、夜、盗みに入られたことがある。さっきのもそうかと思ったんだ。悪かったな」