「5人は何に怯えている?その原因が、渡辺に握られている弱みだと俺は思っているが、合っているか?」
「なっ……」
キョウがパッと顔を上げる。
「渡辺の事を慕っている様子もないのに、大人しくここで俺の監視をしている事と、さっきの反応。5人揃って顔色を変えられたらさすがに気付く」
そう言うと、5人は顔を見合わせ、無言のやり取りをする。そして、頷き合うと、シュウがこちらを見て口を開く。
「俺たち、中学の頃からの付き合いなんだけど、もう1人居たんだ。そいつも一緒に高校受かって、クラスはアイツだけ違ったけど、大体いつも一緒に……」
「……イクヤは、俺たちと違って、髪を染めたり制服を着崩したりしない。真面目で、すごく頭もよかった」

