「……1年の時、1組だった森慎也、わかるか?」 5人が動揺しているのは分かったが、何も触れずに続ける。 「1組の森……?」 真っ先に我に返ったシュウが考える。 「1年の夏に、轢き逃げに遭って……」 そこまで言うと、キョウが思い出したようにあ、と声に出した。 「なんかホームルームで轢き逃げに遭ったヤツがいるから注意しろみたいな事言われた記憶あるな」 「宮間の友達だったのか」 「ああ。……森は1組から虐めを受けていた」 「『1組から』……?」 俺の表現にナオが首を傾げる。