宮間探偵事務所事件ファイル 6




なるほど、材料はあるが男たちは料理が出来ないらしい。


キッチン周りをざっと見渡し、米を研いで炊飯器にセットする。そして、冷蔵庫を開けて材料を適当に見繕って簡単にできるものを作る。


タクミは側に寄ってきて、おお、と声を上げる。


「……着替えがないんだが、どうにかならないか?」


椅子にふんぞり返っていた、リーダーらしき男に声をかける。


「あーここに来ながら買ってきたやつがある。それやるよ」


「そうか、助かる」


出来上がったものをダイニングテーブルの上に置いていく。


男たちが椅子に座り、テーブルの上の物を腹に収めていく。


「普通にうまい……」


「……人って見掛けによらないんだな」


などという呟きが聞こえた気がするが、黙殺する。