宮間探偵事務所事件ファイル 6




渡辺の後について別荘の中に入ると、リビングには5人の男がいた。どこかで見た気がする顔だ。


「そいつが?」


1人が渡辺に話しかける。


「ああ、宮間だ。探偵業をしていて、『手紙』探しの依頼をした。まあ大丈夫だとは思うが、逃げたりしないよう見張っていてくれ」


あとは頼むぞ、と渡辺は言って別荘から出て行った。


「マジで帰りやがった」


「腐っても教師っつー訳か。まあ1組の担任だしな。しかしクソ忙しい時期にこんなことやるなんてな」


男たちの会話から渡辺は帰ったのだと分かる。受験シーズンのこの時期が忙しいのは分かるが、この5人に任せるとは余程信頼しているのだろうか。今の男たちの会話からはとてもそうは思えないが。


「おい、宮間、だっけか。お前の部屋はこっちだ」


男たちの内の1人が声をかけてきて、2階へ向かう。


それについていくと、1つの部屋に案内される。