「じゃあ、明日の3時頃にここに来るから、一緒にルークが行ってた学校まで行ってくれる?」


それに3人は頷いたが。


「まって!?じゃああたしは!?」


まだ高校2年生であるあたしは学校だ。隣で潤佳ちゃんもコクコクと頷いている。


「あたしたち待ってたら下校に間に合わないってのはわかるんだけど、でもカフェに行った元同級生とかあたしが見ないと分からないし……」


「あーじゃあ、お前とちびっこいの、オレと一緒に行こう」


先輩があたしと潤佳ちゃんを指差し、だから兄さんたちは先に行ってていいぞ、と莉央さんに続ける。


「助かる、ありがとう。ごめんね、瑠稀ちゃん、潤佳ちゃん」


莉央さんの謝罪に首を横に振る。


「ちびっこいの……」


潤佳ちゃんは先輩にそう言われた事を気にしているようだ。


明日の予定を詰めて、あたしたちはバーを後にした。