「んーと……お昼くらいじゃないかなぁ……」
「何か変わった事は?」
「変わった事……?一緒にいたオッサンの車に乗るところしか見てないからなぁ」
「『オッサン』?その人について詳しく」
「スーツ着たメガネのオッサン。んー30半ばくらいかなぁ」
……これだけじゃなんとも……。
「無理矢理連れ去られた訳じゃなさそうだね。病院なら人目があるし、助けも求めようと思えば出来るはず。まあルークの事だから『関係ない人たちに迷惑かける』ってしなかった可能性もあるけど。……普通の依頼なら俺たちにも通すはずだし。顔見知りか、それとも脅されている……?」
莉央さんの考えになるほどと頷く。
「ルークが脅されるようなネタって……?」
「事務所……?」
学の呟きを潤佳ちゃんが拾う。
「事務所?どういう事?」

