中川優花さんが亡くなった事件の時。急に襲ってきた男たちがいて、そいつら「若い女」に依頼されたって言っていた。ルークは、その女が通っている学校って情報を一晩で上げてきたが、情報源はいくら訊いても教えてくれなかったって事があった……!
あのソースはコレだったのか!
なるほどね、と莉央さんも呟く。
「依頼とかはなくても月に1回は顔見せに来てくれんだ。その約束してたのが一昨日だったんだけど、来なくって。急用とかで来れない時は連絡くれるけど、一昨日はそれもなかったから……」
さっき事務所に入る前に言ってた。「ここには来るな」ってルークに言われてたけど、心配で来てしまったと。
「……その先輩って人に会わせてくれない?」
ずいっと身をテーブルの向こう側の男に寄せて言う。
「は?何で?」
「ルークがどっか行っちゃったの。これだけ残して」
そう言ってルークの書き置きをテーブルに叩き付ける。
「あっちから連絡は来ないし、こっちから電話しても繋がらない。ルークの事知ってるなら変だって思うでしょ!?」
事務所が静まり返る。思わず大きな声を上げたあたしの剣幕に男も少々引きつった顔になる。

