宮間探偵事務所事件ファイル 6




「あの……ルー……じゃなくて宮間鴉って人、知ってますか?」


そう聞くと、女性は目を見開いた。


「宮間くんの知り合いなの……?」


その言葉を聞いて、また顔を見合わせる。


莉央さんが名刺を取り出して女性に渡す。


「私達、宮間鴉が営業する事務所の所員なんです」


「探偵……宮間くんが所長……」


名刺と莉央さんの言葉に女性は驚いたようだ。


「宮間がここに来ませんでしたか?」


莉央さんが聞くと、女性は頷いた。


「土曜日、そのお花を持って来てくれたわ」


ベッドの傍にある花瓶を指す。


「そのあと、どこに行ったかとか知ってますか?」


学が聞く。


「いいえ……。宮間くん、どうかしたの……?」


看病で疲れている女性にこれ以上心労はかけたくない。


言うか迷っていると、女性が口を開いた。