ルークはシャワーを浴びた直後だったのか、髪からは雫が落ち、上半身は何も身に付けていない。
顔はいいし、なかなかいい身体をしているため、色気がダダ漏れ。
何でこんな少女マンガチックな展開に……。
だがそんなことより筋肉ずるい。あたし好みの付き方だ。もう一度言う。ずるい。
あたしの視線に気付いたのか、ただ寒かっただけなのか(おそらく後者だが)隣の部屋からTシャツを持ってきて、それを着ながらルークがこっちを見る。
「何でこんな時間に?今日はバイト休みだったし用があるなら電話でもよかっただろう」
「いやーこれには深い訳がありまして……」
と閉め出された訳を説明すると、呆れた表情でこっちを見られた。

