宮間探偵事務所事件ファイル 6




「で、その女の人って誰?」


学が言う。


「さあ?でもルークの知り合いっぽい。普通に喋ってたし」


会話のテンポも顔見知りって感じだったし。何喋ってんのか分かんなかったけど。


「……多分、透姉」


そこで潤佳ちゃんが言った。


「透さん?」


「ん。従姉妹。鴉兄と私の」


潤佳ちゃんは頷くと、事務所の電話を取りどこかにかける。おそらく透さんだろう。


「透姉?……そう。透姉、事務所、来た?……花、なんで?……わかった……ううん、大丈夫。……ん、またね」


電話を切った潤佳ちゃんはソファに戻る。


「花束、ここ来るなら渡してって鴉兄のお母さんに頼まれたみたい。病院、お見舞い用」