「ま、これは直接ルークに聞くとして。変わったことは本当になかった?」
莉央さんがにやにやを引っ込めて言う。ルークに聞いても何も出て来ないからな。
「うーん……あ、土曜の早朝に英語と日本語ペラペラの女の人が来てた。……そうそう、多分その人が持って来たんだと思うんだけど、ドア近くの棚に花束が置いてあったと……」
記憶を手繰り寄せてやっと思い出す。寝る前にはなかった花束が、朝起きたらあった。
体を捻って花束があった棚を見る。
「俺が来た時はもうなかったよ」
莉央さんが言う。
「てことはルークがどこかに持って行ったのかな」
そもそも謎の女性はルークにって持ってきたやつだと思うし。

