宮間探偵事務所事件ファイル 6




一度トイレに立ち、戻ってくるとテーブルの上にケーキが1つ増えていた。


「どうぞ遠慮せずに食べて」


村山が勧める。


「......」


怪しい。胡乱気に村山とケーキを見る。


「いらない」


そう言って残りのラテを飲み干すと、村山は「残念」と呟いてケーキを食べ始める。


「十分お礼してもらったしお使い頼まれてるから帰る。ご馳走様」


そう言って立ち上がる。


「そ?じゃ、またね」


ひらひらと笑顔で手を振る村山を一瞥してカフェを出た。