一度トイレに立ち、戻ってくるとテーブルの上にケーキが1つ増えていた。 「どうぞ遠慮せずに食べて」 村山が勧める。 「......」 怪しい。胡乱気に村山とケーキを見る。 「いらない」 そう言って残りのラテを飲み干すと、村山は「残念」と呟いてケーキを食べ始める。 「十分お礼してもらったしお使い頼まれてるから帰る。ご馳走様」 そう言って立ち上がる。 「そ?じゃ、またね」 ひらひらと笑顔で手を振る村山を一瞥してカフェを出た。